投稿日:2021.10.14 10:00

「GAME READYトレーナーズレポート第三弾」 日本体育大学 保健医療学部 准教授 上倉 將太先生

日本体育大学 保健医療学部 准教授 上倉 將太先生

インタビュー:
日本体育大学 保健医療学部 准教授
/上倉 將太(Shota Kamikura)

今回は日本体育大学保健医療学部にて准教授としてスポーツトレーナー、柔道整復師の育成をされつつ、男子バスケットボール部の指導にもあたられている上倉 將太先生にGAME READYの使用経験をお聞きしました。

最先端の寒冷療法をスポーツの現場でもっと認知させたい。』
『日本体育大学は一歩先を行く柔道整復師・トレーナーの育成を目指す。』 そして
『トレーナーや整復師のレベルが上がればスポーツの現場はもっと良くなる。そして強くなる。

日本体育大学 保健医療学部 准教授 上倉 將太先生

GAME READYを大学での講義に取り入れた
目的を教えてください

最先端の寒冷療法を採用することで『生徒たちがスポーツの現場に出た時にアスリートに一歩進んだ治療方法を紹介できる。』と強く感じ、GAME READYを実習に採用しました。

生徒たちはアイシング=アイスバッグという従来の知識に加え、さらに一歩進んだ『寒冷療法』であるGAME READYを体験することにより、さらにトレーナーや柔道整復師としての知識や経験値を高めてくれていることを実感しています。
また、生徒の中には、部活動を行っていて、アイシングやGAME READYの使用経験がある生徒も中にはいますが、全ての生徒が部活をやっているわけではありませんし、部活を行っていてもGAME READYを知らない生徒もいます。大学内でアイシングやGAME READYを体験しておくことで、実際の治療現場で色々な選択肢でき、一般の方へ将来的に還元できるメリットがあると考えています。

通常のアイスバックとGAME READYを比較して?

『アイスバッグ』でのアイシングには限界があると考えます。冷やす面積が限られてしまい、炎症部は熱を持っていますので、冷却温度を一定に保つのが困難です。また、患部全体の表裏を冷やす場合には、アイスバッグが複数必要になってきます。使用人数や部位が多ければ、アイスバッグに入れる氷も大量に必要となり、トレーナーやスタッフ、そしてアスリートは毎回準備が大変な状況です。

『GAME READY』のメリットは、患部全体を安定して冷やしつつ、表裏を均一に冷やせることです。アイスバックと比較して、準備する時間も短縮できるので、練習後やゲーム終了後でも短時間で効果的に患部を冷却することができます。
また、最も重要なメリットは、冷却しつつ、『圧迫』できる点です。『圧迫』が加わることで蓄積された老廃物の除去を促し、炎症後の浮腫を改善することで血液循環を促進させ、つまりは疲労回復の促進にもつながります。 

『冷却』と『圧迫』この2つを同時にできることがGAME READYの一番のメリットではないでしょうか。

アイスバックとGAME READYを比較した
サーモグラフィーを用いた効果検証はいかがでしたでしょうか?

練習終了後のアスリートに、従来のアイスバックとGAME READYの効果検証を実施しました。下腿の両側に対して約20分間アイシングを実施し、GAME READYにおいては、冷却温度設定は最低1℃(1~10℃調整可能)にて、圧力設定はマニュアルモードにてHigh(高圧力:5~75mmHg)で実施しました。

結果としては、サーモグラフィーにて表示された濃い青色が15℃以下になっていますが、GAME READYにおいては、使用したラップ全体が均一にアイシングされているのに対して、アイスバックにおいては、パック内の氷の位置にも左右されますが、15℃以下に冷却されている箇所にばらつきがありました。また、下腿(最大部)の周径においては、まだ調査人数が少ない状況ですが、最大で約1cm、下腿の浮腫みが取れていました。

  • アイスバックとGAME READY 比較検証
    アイスバックとGAME READY
    比較検証
  • アイスバック使用後サーモグラフィー画像
    アイスバック使用後
    サーモグラフィー画像
  • GAME READYストレートニーラップ使用後サーモグラフィー画像
    GAME READY
    ストレートニーラップ使用後
    サーモグラフィー画像

アイシングにおいて否定的な見解もありますが?

様々な見解がありますが、疲労の蓄積やハードな練習にて、いつも以上に酷使した患部における『過剰な炎症』がよくないことは明らかです。クスリ等を使って『過剰な炎症』を抑制することはあまり適切な処置ではありませんので、そのような際にはアイシングは有効な手段だと考えています。但し、長時間アイシングを行うことは逆効果となる場合もありますので注意が必要です。
従来のアイシングに加えてGAME READYは『圧迫』が加わりますので、介入後の血液促進を促すことは大変有効な療法だと感じています。

インタビューの最後に、「GAME READYにおける更なる効果検証を積極的に行っていきたい」とのコメントいただきましたが、日本国内においては研究データが少ない状況ですので、上倉先生のもとで学んだ未来のアスレティックトレーナーや柔道整復師の方々が、近い将来皆さんの現場で遭遇する日を楽しみにしていますとともに、今後ますますのご活躍を期待しております。


日本体育大学 保健医療学部 准教授 上倉 將太先生

上倉 將太(Shota Kamikura)
日本体育大学 保健医療学部 准教授

資格:
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)、バスケットボール指導員 専門理学療法士(運動器)、理学療法士

主な経歴:
2000-2006
船橋整形外科 理学診療部
2003-現在
柏市立柏高等学校女子バスケットボール部トレーナー
2009-現在
柏市立柏高等学校男子バスケットボール部トレーナー
2014-2019
白鴎大学男子バスケットボール部トレーナー
2020-現在
日本体育大学保健医療学部整復医療学科准教授
同大学男子バスケットボール部トレーナー
2021-現在
WJBL羽田ヴィッキーズコンディショニングコーチ

GAME READYの紹介

https://muellerjapanonlineshop.com/pages/game_ready