「Game Readyトレーナーズレポート第二弾」千葉ジェッツふなばし 池田アスレティックトレーナー
投稿日:2021.09.28

インタビュー:
千葉ジェッツふなばし アスレティックトレーナー
/池田 祐輔(Yuho Ikeda)
今回、クラブ創設10周年の年にBリーグ2020-21にてファイナルを制して念願の優勝を成し遂げた千葉ジェッツふなばしのチームアスレティックトレーナーである池田 祐輔トレーナーにGAME READY(GRPro2.1)の使用経験をお聞きしました。
「チーム専用体育館であるROCK ICE® Baseが2021年3月に竣工された際にコンディショニングルームが併設され、一番欲しかったスポーツケア製品がGAME READYでした。練習後そのまま帰っていた選手も、GAME READYを使ったケアをしながら、ちょっとしたコミュニケーションをとる機会が増え、各選手とトレーナーとの信頼関係が高まり、トータルコンディショニングができるようになりました。」

Game Readyの使用頻度や
どのようなケースで使用されていますか?
今現在3台所有していますが、2台は練習用、1台は遠征用で使用しています。練習の際には1日に2台をフル活用しています。遠征の際には、ホテルの1室をケアルームとして使用しています。
選手のコンディションを最優先したリカバリーに一番力を入れているため、プレイ時間が長かった選手を優先しつつ、選手によって時間を調整しながら取り組んでいます。
土日の試合の際には、試合間が24時間あかないこともあり(土曜日:午後6時スタート/日曜日:午後1時スタートなど)、ストレッチ、マッサージ、GAME READYをローテーションしながらトレーナー2名で長い選手だと1選手1~2時間ほどケアを行っている選手もいます。2020-21シーズンのチャンピオンシップの際には2台をフル活用しました。
FINALSの最終戦であるGame 3においては、連戦の疲労により選手のコンディションの違いに差が出るためGame 2でコンディションが悪かった選手も、Game3で良いコンディション作りができ素晴らしいパフォーマンスでプレイすることができたのはトレーナー冥利につきました。

Game Readyの使用時間や
設定値(冷却温度/圧力)を教えてください。
選手1人当たり20分にて、冷却温度設定は最低の1℃(1~10℃調整可能)にて、圧力設定はマニュアルモードにてHigh(高圧力:5~75mmHg)にしています。ロックアイスを毎回使用していますので、長時間使用しても冷却温度が上昇することはありません。ロックアイスはお勧めです。
通常のアイシングと比較して?
ケガをしたポイントをアイシングケアするのみであれば通常のアイシングで問題ないですが、患部全体を冷却しつつ、圧迫をかけることができる唯一の装置のため、GAME READYがベストだと考えています。ACL靭帯再建した手術後の選手に対しても、早期治癒のために入院中の病棟にGAME READYを持っていって使用していました。
バスケットボールにおいてトレーナーが
持つべきラップにもし優先順番を付けるとしたら。
1,フルレッグラップ
2.ストレートニーラップ
3,足首用ラップ
4,腰用ラップ
※手/手首用ラップも重要だと思います。
このたびはBリーグB1優勝、心からお祝い申し上げますとともに、
千葉ジェッツ及び池田トレーナーの今後ますますのご活躍を期待しております。

池田 祐輔(Yuho Ikeda)
アスレティックトレーナー
資格:
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)、鍼灸師、柔道整復師
主な経歴:
2011-2013
パナソニックトライアンズ
2013-2016
東芝ブレイブサンダース神奈川
2016-現在
千葉ジェッツふなばし