「Game Readyトレーナーズレポート第一弾」茨城ロボッツ 中島アスレティックトレーナー
投稿日:2021.08.27

インタビュー:
茨城ロボッツアスレティックトレーナー
/中島 翔(Kakeru Nakajima)
2013年に創設された茨城ロボッツは、茨城県の水戸市・つくば市を中心としたプロバスケットボールチームであり、「B2 PLAYOFFS SEMIFINALS 2020-21」にて、見事念願のB1昇格を果たしました。
今回、中島 翔アスレティックトレーナーにGame Ready(GRPro2.1)の使用経験をお聞きしました。
「プレイオフに関しては疲労度も高く、
ケガの発生率も上がります。
昨シーズンは、Game Readyを導入したおかげで、そのようなリスクを下げることができたと思います。」

Game Readyのことはご存じでしたか?
BOC-ATC (米国アスレティックトレーナー資格認定委員会公認アスレティックトレーナー)の資格を取得する際に、実際の現場にてGame Readyの使用しているケースを良く見ていました。膝周辺の炎症が起きている選手に対して使用していることが多く、手術後のリハビリに早期回復を目的として使用していました。また、米国では自分で購入して持っている選手が多くいました。
Game Readyの使用頻度や
どのようなケースで使用されていますか?
練習後、試合後に毎日使用しています。遠征先の際は、ロッカールームやホテルで使用しています。現在チームで所有しているのがフルレッグラップのみですので、下肢であればどんなケガでも使用しています。例えば、筋損傷である捻挫、腱鞘炎や膝蓋骨靭帯炎、膝関節炎などです。
また、コロナ禍ですので、使用後のラップの除菌と部屋の換気には心がけています。
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福澤 晃平選手(PG/SG) -
マーク・トラソリーニ選手(PF/C) -
茨城ロボッツファンからの
応援メッセージ
Game Readyの使用時間や
設定値(冷却温度/圧力)を教えてください。
選手1人当たり15~20分にて、1日2~3名毎日使用しています。遠征先のホテル滞在時はより多くの選手に使用しています。冷却温度設定は最低の1℃(1~10℃調整可能)、圧力設定はマニュアルモードでHigh(高圧力:5~75mmHg)にしています。
通常のアイシングと比較して?
アイシングだと徐々に皮膚の周りの氷が溶けてしまい、炎症を抑えたい部分の表面温度は暖かくなってしまいます。Game Readyであれば、継続的に深部まで冷やすことができつつ、炎症部の組織全体を圧迫することができますので、通常のアイシングとは全く異なります。体の循環を良くするために体内の熱交換を行うことは非常に重要であり、Game Readyの1つメリットだと考えています。
フルレッグラップのLサイズに適した身長は?
Lサイズの表記には、股下:83.8-94cmと書いていますが、目安として身長180cm以上の選手であれば、Lサイズで問題ありません。身長2メートルの選手もLサイズで対応しています。
次に揃えたいラップの部位を教えてください。
肩と肘用ラップですね。次は、突き指対応として、手/手首用ラップがいいかもしれません。 膝用のストレートラップと、足首用ラップもそれぞれの部位をケアする上で重要かもしれません。
このたびはB1昇格、心からお祝い申し上げますとともに、
茨城ロボッツ及び中島アスレティックトレーナーの今後ますますのご活躍を期待しております。

中島 翔(Kakeru Nakajima)
アスレティックトレーナー
資格:
BOC-ATC(米国アスレティックトレーナー資格認定委員会公認アスレティックトレーナー)
主な経歴:
2011-2016
アイシン精機 アイシンシーホース 通訳/ストレングス
2016-2019
シーホース三河 アスレティックトレーナー/通訳
2019-現在
茨城ロボッツ アスレティックトレーナー