「肘がいたい」「肘の外側/内側から腕にかけていたい」ときの原因と対策

「肘がいたい」「肘の外側/内側から腕にかけていたい」ときの原因と対策

2022.8.30

バックハンドなどで手首を反らすことが多いテニス、バトミントン、卓球などラケットスポーツで肘の外側から前腕にかけて痛みを経験した方や重いフライパンで腕を振りながら中華料理などを繰り返し調理した際に肘の外側の痛みを経験した人もいるかと思います。また、練習場などでのゴルフの打ちっぱなしをした際に、肘の外側ではなく、内側から前腕にかけての痛みを感じた方もいらっしゃるでしょう。

ゴルフやテニスで肘が痛い

最近人気の釣り(ルアーフィッシング)や、家事/パソコンのキーボード操作等、生活や仕事をする中で、痛みが発生することもあります。みなさまも、以下のような痛みを感じたことがあるのではないでしょうか?

【主に肘の外側に感じる痛み】

  • テニス等のプレイにてのバックハンドストローク時の痛み
  • ルアーフィッシング(エギングなど)の際の痛み
  • パソコンのキーボード操作の際の痛み
  • 重いフライパン等の調理器具を使用した料理(チャーハンなどの中華料理)時の痛み
  • 釣りやPC作業で肘が痛い

    【主に肘の内側に感じる痛み】

  • テニスなどプレイ時のフォアハンドの際の痛み
  • ゴルフスイングやゴルフでダフった際(地面をたたいて)の痛み
  • 重いフライパン等の調理器具を使用した料理(チャーハンなどの中華料理)時の痛み
  • 肘を曲げて重い荷物を持った際の痛み
  • 思い荷物や調理で肘が痛い
    このような痛みの原因として、「上腕骨外側/内側上顆炎」の初期症状が疑われる場合があります。

    上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)とは?

    肘の外側にある、骨の隆起部分についている筋肉の付け根(腱)の使い過ぎによる炎症です。

    テニスをしている方に多く見られる症状から「テニス肘」ともいわれています。この症状は、手首に負担がかかる動作を繰り返し行うことに起因し、肘外側部が手首を伸ばす筋肉である「短橈側手根伸筋」の起始部を障害することが原因と考えられています。

    肘が痛い部分、解剖図、病名

     

    上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)とは?

    肘の内側にある、骨の隆起部分についている筋肉の付け根(腱)の使い過ぎによる炎症です。

    ゴルフをしている方に多く見られる症状から「ゴルフ肘」ともいわれています。この症状は、物を握る動作やつかむ動作などに起因し、肘内側部が、手首を手のひら側に曲げたり小指側に曲げたりする筋肉である「尺側手根屈筋腱」の起始部を障害することが原因と考えられています。

    上腕骨外側/内側上顆炎の治療方法

    上腕骨外側/内側上顆炎を治療するには保存的療法(理学療法、薬物療法)と手術療法があります。

    保存的療法で約9割の患者さんが治ると言われています。一方、保存療法で治らない場合には、筋膜切開術、切除術、前進術などの手術が必要となります。

    初期症状では、痛みを伴うスポーツや作業をひかえ、湿布や外用薬を使用し休ませることが重要です。そのため、保存的療法にて痛みを緩和するための専用サポーターなどを装着し、肘をしっかり固定することが必要となります。それでも痛みの症状が改善されない場合には、注射を打つ治療方法等もあります。

    黒住健人 先生

    黒住 健人先生からのメッセージ

    日常的によく動かす場所である手肘ですが、その分痛みなどの症状があると、たとえ軽い症状であっても気になりやすい場所です。

    炎症が強い場合であっても、初期症状であれば、痛みの原因となっている動きを控えつつ、サポーターなどでしっかりとした固定することで、痛みが改善し再発を予防することができます。

    また、どうしても仕事や家事で使用しなければならない状況がほとんどだと思いますが、あなたの手肘を守るためにもサポーターは 効果的です。

    肘の使い過ぎを避けるような対策を行っても痛みの改善や、 その痛みで日常生活に支障をきたしていたりする場合には、整形外科への受診をお勧めします。

    痛みのない肘で充実した生活を送りましょう。

    ★おすすめのサポーター

    ミューラー Hg80® テニスエルボー

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    吸湿速乾素材を採用、抗菌にて軽量で快適な装着感を実現しつつ、内蔵のジェルパッドによる圧迫で肘への負担を軽減