手関節において、骨折、捻挫、腱鞘炎、杖歩行時や過度のゲーム操作などの際、手や手首に痛みを感じ、痛みが長引いてしまうことがあります。
みなさまも、以下のような痛みを感じることがあれば、要注意です:


橈骨遠位端骨折(とうこつえんいたんこっせつ)とは?
橈骨遠位端骨折は高齢者に多い骨折の1つであり、転倒した際に手を強く付いてしまうことで手首側の骨が折れてしまうものです。骨粗鬆症の方にこの骨折が多発していると言われています。骨折部がずれていない「安定型」の骨折であれば保存的療法(ギブス固定)で固定することになります。「不安定型」では、手術にてプレートやスクリューを挿入してしっかり骨折部を固定することになります。
一方、安定型であっても、骨折部の整復が不十分だったり、骨粗鬆症がある場合は、変形したままで骨癒合し、これが原因で、手関節の痛みが残ったり、手の動きが制限されたりして機能障害が残存することもあります。
杖歩行の際の痛みの原因
下肢に障害がある方や、足腰への負担から歩くことが困難な高齢者の方で、歩行補助するために杖を使って歩いている方も多いと思いますが、一般的な杖であれば、歩行の際に手で体重を支えるため、手のひらや手首に負担が掛かり、痛みが発生することがあります。
スマホやコントローラー操作時の痛みの原因
eスポーツのアスリートやデザイナーの方など、長時間座った状態マウスを操作される方の場合、指や手首への過度な負担で痛みを感じることも多くなります。
上記のような状況にて痛みを感じる場合には、まず手首用のサポーターを検討されることがお奨めです。手首用サポーターには様々な種類があり、用途や効果、機能を正しく理解して選択することが重要となります:
冷えてしまうことで血行が悪くなり、痛みを感じやすくなることを改善できるようなもの
杖を持つ手の部分をカバーし、適度に圧迫しながら動きをサポートしてくれるようなもの
サポーターを装着することでの安心感や関節の保温効果が得られることで、指や手首関節の痛みを緩和しながら、運動をしやすい環境をつくることができるといえるでしょう。

黒住 健人先生からのメッセージ
日常的によく動かす場所である手肘ですが、その分痛みなどの症状が あると、たとえ軽い症状であっても気になりやすい場所です。
炎症が強い場合であっても、初期症状であれば、痛みの原因と なっている動きを控えつつ、サポーターなどでしっかりとした固定することで、痛みが改善し再発を予防することができます。
また、どうしても仕事や家事で使用しなければならない状況が ほとんどだと思いますが、あなたの手肘を守るためにもサポーターは 効果的です。
肘の使い過ぎを避けるような対策を行っても痛みの改善や、その痛みで日常生活に支障をきたしていたりする場合には、 整形外科への受診をお勧めします。
痛みのない手で充実した生活を送りましょう。
★おすすめのサポーター
ミューラー コンプレッショングローブ

手や手首に適度な圧を加えてしっかりサポート、サーモリアクティブ テクノロジーにて、自然な熱を吸収し、遠赤外線効果にて手や手首の冷えを防ぎます。