「RecoveryCare REVIVE トレーナーズレポート第一弾」川崎フロンターレ 篠田 洋介フィジカルコーチ&所澤 俊幸アスレティックトレーナー

投稿日:2024.01.29

川崎フロンターレ 篠田洋介フィジカルコーチ&所澤俊幸アスレティックトレーナー

インタビュー:
川崎フロンターレ
フィジカルコーチ/篠田 洋介(Yosuke Shinoda) 
アスレティックトレーナー/所澤 俊幸 (Toshiyuki Tokorozawa)

今回は、川崎フロンターレにて、篠田洋介フィジカルコーチと所澤俊幸アスレティックトレーナーにリカバリーやコンディショニングの観点でREVIVEの活用方法などについてお伺いしました。

『遠征時など長時間移動の際には、むくみなどの対策としてREVIVEはものすごく役に立つ 
『質感が硬すぎず、柔らかすぎず、関節への負担も少なく、怪我を治す過程で使用できる
(篠田コーチ/所澤トレーナー 談)

川崎フロンターレ 篠田洋介/所澤俊幸

チームにおけるフィジカルコーチとトレーナーの役割を教えてください。

篠田コーチ) フィジカルコーチの役割は、主にチームとしてより良いコンディションで試合を向かえられるように、毎日の練習におけるチーム全体のトレーニング内容や時間、強度などを監督、コーチ陣と話した上で調整することです。それに加えて、筋力的なトレーニングや心肺機能を高めるトレーニング、フットワークなどコンディショニングの個別サポートを行います。

所澤トレーナー) トレーナーの役割は、ケガをしたり体調を崩したりしている選手のコンディションの向上、維持のサポートがメインになります。フィジカルコーチと比べて、個別でのサポートが多く、選手がなるべく練習を休まないでいいようにアシストしていくこと、大怪我などで練習に参加できなくなった選手に対して別メニューのリハビリをして、全体の練習に参加できるようにアシストすることが主な仕事です。

サッカーにおけるリカバリーについて教えてください。

所澤トレーナー) 近年、サッカーも運動負荷が上がっている中で、怪我も増えていたり、チームが強くなれば試合数も多くなったりするので、コンディションをうまく戻すということが重要です。リカバリーに関しては昔から重要ではありましたが、昔と違うのは、REVIVEのような効果的なリカバリーツールが増えていると思います。

篠田コーチ) チームでは、試合直後にゼリーや和菓子、オレンジジュースなどすぐに栄養が取れるものをその場で摂取するようにしています。そのあと、しっかりとバランスの取れた食事をして、十分な質の高い睡眠をとることがリカバリーの第一歩となります。栄養と休息にそれらをサポートする道具があればなおかついいかなと思います。また、フィジカルの観点からは、試合直後に栄養を取って休息をとり、次の日は、アクティブリカバリーといわれる、ジョギングなどの軽い運動を行うことで血流を促進して栄養素を循環させて、疲労の回復や壊れた筋肉組織を治してあげる過程があります。

所澤トレーナー)自分で走れる選手は走って筋肉を動かすことも一つの方法ですが、それもできない選手はプールで水圧をかけたり、REVIVEのように空気圧で血流を促したりすることが有効になります。

川崎フロンターレ 所澤俊幸/篠田洋介

REVIVEは実際に現場でどのような場面で使用されていますか?

所澤トレーナー)普段は、練習が終わって食事などを済ませた後のリカバリーとして取り入れています。疲労が強い選手などには、自宅に持ち帰って複数回使用するようにしています。あとは、怪我をした選手に対して、腫れがかなり強かったので腫れを抑えるために出力を下げて痛みの出ない範囲で使用しました。

篠田コーチ) その他に遠征時など長時間移動の際には、むくみなどの対策としてREVIVEはものすごく役立っています。

実際に使用するときは、具体的にどのくらいの圧や時間で設定されていますか?

所澤トレーナー)リカバリー目的で使用する場合、強さは70mmHg程度*で、回数を多くするようにしています。収縮の回数を多くしてポンプ作用を繰り返す方が、結果的に血流の促進につながるので強くしすぎないように指示しています。時間は30分まで使用できますが、特に決めずに選手が好きなだけ繰り返し使用してもらいます。リハビリ目的の場合、最初は30mmHgくらいに設定しましたが、最終的には70mmHg程度で使用しました。

篠田コーチ)フィジカルコーチの立場としては、試合の前日などは長時間してリラックスする効果もあると思いますが、筋肉をほぐしすぎちゃうとよくないと思うので、時間を少し短めに使用する方がいいのかなと思います。

*REVIVEは、20~100mmHgの間で5mmHgごと(16段階)に調節が可能です。mmHgとは、一般的に使用される血圧計と同様の単位です。

川崎フロンターレ 篠田洋介/所澤俊幸

REVIVEのいいなと思うポイントがあれば教えてください。

所澤トレーナー) 充電式というところが遠征の時などコンセントのない環境下で使用できて便利ですね。

篠田コーチ) 本体も小型で軽量化されていて持ち運びをするのが楽になりました。サイズもいろいろあるので、各選手の体型に合わせて使用できる点もいいと思います。

所澤トレーナー) あとは、ブーツの質感が硬すぎず、柔らかすぎず、形も足首が底屈位にならないので関節への負担が少なくていいですね。選手は怪我を治す過程で練習もしなきゃいけないので、そのタイミングで使用できるのはいいなと思います。

チームを支えるフィジカルコーチとトレーナー両方の立場からリカバリーやコンディショニングにおける血流促進の重要性をお伺いすることができました。川崎フロンターレの今後ますますのご活躍を期待しております。


川崎フロンターレ 篠田洋介/所澤俊幸

川崎フロンターレ

(左) 篠田 洋介 (Yosuke Shinoda)
フィジカルコーチ

アメリカの大学、大学院でコンディショニングを学び、横浜F・マリノスでフィジカルコーチを務めた。長年の実務で培った経験を生かし、2017シーズンから選手たちのフィジカルコンディションをサポートする。

 

 

(右) 所澤 俊幸 (Toshiyuki Tokorozawa)
アスレティックトレーナー

1996年より2016年まで横浜F・マリノスのトレーナーを務める。2017年から2020年まで清水エスパルス、2021年ギラヴァンツ北九州のトレーナー。2022年より川崎フロンターレのトレーナーを務める。愛称はトコ、トコちゃん。

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